今さら聞けないキーボード用語!「ロープロファイル」って何?

キーボードについて調べたり探したりしていく中で、よく聞くけど実は何なのかよくわからない用語を解説していきます💡
今回は「ロープロファイル」「ロープロ」について!
「ロープロファイル」=「背が低い」のこと
「ロープロファイル(low profile)」とは元々「低姿勢、控えめである」ことを意味する言葉です。
態度を意味する言葉でしたが、やがて色々な業界で「(物理的に)背が低い」ことを意味するようになりました。
キーボードでも「背が低い」を意味する言葉として使われています。
・本体の高さが低い
・キーキャップの高さが低い
・内臓スイッチの高さが低い
などの特徴があるキーボードが「ロープロファイル」「ロープロ」などと呼ばれることが多いです。
ちなみに、背が低い=パンタグラフ式の薄型キーボードを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、「ロープロファイル」と呼ばれるキーボードは多くがメカニカル式を前提にしています。
本記事でもメカニカル式を前提として続けますので、ご注意ください。
ロープロファイルだと何がいいの?
通常のメカニカルキーボード(左)と、ロープロファイルキーボード(右)を並べて比べてみるとこの通り。
厚みが全く違います。
全体を薄型化したデザインになっていますが、ユーザーにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
◎持ち運びに便利
全体が薄型化することによって、パーツが減り、軽量化しています。
かさばらない、重たくないといった点で、持ち運びに適しているといえますね。
出張や外回りが多く、出先でも作業がしたい方は選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
◎手が疲れにくい
本体やキーに厚みがあるキーボードだと、手や腕を若干持ち上げて打つ姿勢になります。
これは作業を続けることで疲れる原因にも…。
ロープロファイルキーボードは、薄型化することにより自然な手の角度でキーを打つことが出来るので、疲れにくさにつながっています。
また、キースイッチも薄型化することで、キーを押してから反応するまでの速度も速くなります。
すなわち、キーを押し込む動作が少なくて済むということ。
キーを軽く押せばいいので、指の疲れも軽減されるのがうれしいですね。
◎見た目がスタイリッシュ
薄型でコンパクトなつくりであることから、スタイリッシュな見た目を実現しています。
また、キーキャップも薄型になっており、スイッチが外からも見えるつくりになっています。
このつくりを活かして、LEDライトを内蔵しているモデルも多数。
ライトがついたキーボードは見た目も綺麗なだけでなく、暗い環境でも使いやすいのがメリットです。
ロープロファイルにはデメリットも…
薄型で軽量、疲れにくく見た目もスタイリッシュなロープロファイルキーボードですが、中にはデメリットを感じる点もあります。
●押し心地が独特
キーの押し心地が軽やかなロープロファイルキーボードですが、初めて使う際にその特徴に戸惑うこともあるようです。
特に、キーを押した時に手ごたえを感じたい、と考えている人には不向きかもしれません。
●カスタマイズ性に欠ける
全体を薄型化しているため、内部構造を最低限に抑えたつくりになっています。
そのため、通常のメカニカルキーボードよりも中身の改造やカスタマイズの幅は減っています。
製品をそのまま使用する分には、特にデメリットではないでしょう。
実際に打って好みを確かめよう!
キーボードは人により好みや相性が大きく違ってきます。
キーの押しごたえを感じたい人、少しでも早く反応する方がいい人、用途によっても変わりますよね。
ぜひ、店舗や量販店などで試しに打ってみることをおすすめします。
Keychronからも様々なロープロファイルキーボードを発売しています。
気になる方はこちらからチェックしてみてくださいね!